PMTC 歯のクリーニング
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治療ではなく、歯磨きのお手伝いをしてほしい方
特に痛いところもなく、歯肉が腫れているわけでもないが、口の中をすっきりさせたい人。
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歯周病の治療が終わっている方
PMTCは歯石などは取る事ができないので、治療などですでに歯石を取り除いてあることが前提になります。
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矯正治療中の方
矯正装置の周りの汚れなどをきれいに取り除くのが難しいときなど歯磨きの手助けになります。
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被せ物やブリッジなどがある方
ブリッジなどの歯のない部分も自分では磨けないような所まできれいになります。
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むし歯の予防をお考えの方
歯磨きでは落とせないむし歯の元になる細菌の塊を磨き落とします。
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歯周病の予防をお考えの方
矯正装置の周りの汚れなどをきれいに取り除くのが難しいときなど歯磨きの手助けになります。
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被せ物やブリッジなどがある方
歯周ポケット内の根の部分に強く付着した歯石ではない細菌の塊を磨き落とします。
※歯肉の状態によってはまれに出血する場合もございます。定期的なお手入れが大切です。
コロナ対策 歯のクリーニングの必要性
新型コロナウイルス感染予防対策として、歯のクリーニングが重要であることが分かってきました。
歯科の定期的なクリーニングは不要不急なのか?
有病者、高齢者の口腔細菌数を管理すべき必要性
口腔内衛生状態が悪化することにより、口腔細菌数が増加(1x108cfu/ml以上)するとウイルスの感染力が増しウイルス性肺炎や人工呼吸器関連肺炎(VAP)を重症化させてしまいます。
とりわけ高齢者や基礎疾患がある場合、日頃から口腔細菌数を(1x106cfu/ml)程度にコントロールする必要があります。
緊急時に人工呼吸器が装着される事態になった場合、人工呼吸器関連肺炎(VAP)を引き起こすリスクが高まります。
※VAP(Ventilator Associated Pneumonia :)
歯科の定期的なクリーニングは重症化予防につながる
コロナウイルス感染のレセプタ(ACE2)は舌の粘膜に豊富にあり、経口感染には特に注意が必要です。
歯科診療所での日頃の口腔ケアは、口腔細菌由来の肺炎を防止して新型コロナウイルス感染時の重症化予防につながると考えられます。
感染能力について
インフルエンザの感染能力
・インフルエンザと同様の飛沫感染については、咳やくしゃみの飛沫だけでなく、呼気の87%を占める1μm以下のエアロゾルも感染性を有すると考えられる。
コロナウイルスの感染能力
・しかし、コロナウイルスは細胞中で産生されるウイルス量がインフルエンザウイルスの約100分の1であることから、インフルエンザほど感染能力は強くないと推定される。
※緊急寄稿:『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察』より
者:白木公康先生(アビガンを作った先生です)